デイトレード基本の指標

50代からの投資

デイトレードで勝てていたのは、地合いが良かったからで、悪くなったらさっぱり勝てず。
そんな時は、基礎知識を学び直すのがよいかと思います。

市場の確認

NYダウとNASDAQのチェック

日本市場に影響を与える米国市場の動向をチェックする。
上昇傾向か下降傾向かを確認。​

チェック内容
  • 単日の動きだけでなく、数日から数週間のトレンドを観察することで、市場の強弱感を把握。
  • 大きなトレンド転換や重要なサポート・レジスタンスラインの突破があったかどうかの把握。

為替相場の確認

為替レートの変動は、輸出入企業だけでなく、国内全体の経済環境や消費者心理にも影響を与えるため、チェックしておく。

例えば・・
  • 円高は輸入コストを下げ、消費財価格の低下を通じて消費者の購買力を高める可能性がある。
  • 円安は輸入コストを上昇させ、インフレ圧力を高める可能性がある。

日経平均株価の確認

日経平均株価のトレンドを確認する。
日経平均先物は、現物市場の先行指標として機能することが多いため、日経平均先物も確認しておく。

その他、様々な指標はありますが、私はまだ見ていられません。余裕のある方は、こちらもどうぞ。

個別の銘柄のトレンドを確認する基本の指標

チャートの設定

  • チャート 日足+5分足(デイトレードの場合)
  • 常に表示しておく指標
    • 移動平均線 5日・25日・75日
    • MACD(12,26,9)
    • RCI(9,13,26)
    • パラボリックSAR
  • 状況に応じて確認する指標
    • ボリンジャーバンド(±2α)
    • 一目均衡表

確認内容

  • 移動平均線の並び
    • 上から「短期>中期>長期」なら上昇トレンド、下から並んでいれば下降トレンド
    • デッドクロスやゴールデンクロスも見る
  • SMA5とローソク足の関係
    • ローソク足がSMA5より上 → 強気
    • ローソク足がSMA5より下 → 弱気
  • ローソク足の連続性
    • 陰線続き → 弱気継続
    • 下ヒゲ陽線 → 反発兆し
  • パラボリックSAR
    • 点が下に点灯 → 買いシグナル
    • 点が上に点灯 → 売りシグナル
  • MACD
    • デッドクロスやゴールデンクロス
    • ヒストグラムは売買サインの先読みに利用(ゼロラインでクロスが発生)
  • 出来高の変化
    • 上昇局面で出来高増 → 強気
    • 下落局面で出来高増 → 売り圧力強
  • RCI
    • +100付近:買われすぎ(上昇が続きすぎ)→ 売りサインの可能性
    • 0付近:トレンドがない・もみ合い状態
    • −100付近:売られすぎ(下落が続きすぎ)→ 買いサインの可能性

これらを瞬時に見極め、理論的に説明できるようになりたい。

基本指標を併用する

  • RCI × 移動平均線
    • 移動平均線が上向き×トレンドは上→RCIで押し目買い
    • 移動平均線が下向き×トレンドは下→RCIで戻り売り
  • RCI × MACD
    • MACDがゴールデンクロス+RCIが上向き → 買いサイン強め
    • MACDがデッドクロス+RCIが下向き → 売りサイン強め

※短期RCIだけの反転は、ダマシ注意!

銘柄選定

初心者向けデイトレ銘柄の条件

  • 株価:3,500円以下
  • ボラティリティ:日中の値幅が大きい
  • デイトレ向き:出来高もあって板が薄すぎない

デイトレ銘柄を特定する

例えば、こんな感じ。

評価軸内容例
値動きボラティリティ◎(1日で▲7%)
板の厚さ買い板厚め、売り板とのバランスも良い
出来高急増中、注目されている銘柄
チャート(基本の指標と合わせてみる)下ヒゲ+反発狙いにちょうど良い形
デイトレ適性非常に高い、戦える地合い

デイトレ準備

これを踏まえて、板を見て、買いと売りと損切の価格を決定。

  • 厚い買い板が、買い支えで、損切ライン
  • 厚い売り板が、利確ライン

フェイクに注意!見極めポイント

  • 売り板の厚さ→ブレイクラインのすぐ上に連続して売り板が厚い
  • 買い板の勢い→買い板が薄くなっていく、下の買い板に頼ってる
  • 抜けた瞬間の売り→ブレイクした瞬間に厚い成行売りが出る

百聞は一見にしかず

デイトレは、心理戦の要素もあるので、実際にやってみるのがいいと思っています。
想像しているのと違ったり、少しずつではあるのですが、コツをつかんだり、自分に向いている手法が見つかったりしてきます。

デイトレードをするにあたり、タイムラインに沿ったTODOをまとめてあります。こちらも参考にどうぞ。