デイトレードで勝てていたのは、地合いが良かったからで、悪くなったらさっぱり勝てず。
そんな時は、基礎知識を学び直すのがよいかと思います。
市場の確認
NYダウとNASDAQのチェック
日本市場に影響を与える米国市場の動向をチェックする。
上昇傾向か下降傾向かを確認。
チェック内容
- 単日の動きだけでなく、数日から数週間のトレンドを観察することで、市場の強弱感を把握。
- 大きなトレンド転換や重要なサポート・レジスタンスラインの突破があったかどうかの把握。
為替相場の確認
為替レートの変動は、輸出入企業だけでなく、国内全体の経済環境や消費者心理にも影響を与えるため、チェックしておく。
例えば・・
- 円高は輸入コストを下げ、消費財価格の低下を通じて消費者の購買力を高める可能性がある。
- 円安は輸入コストを上昇させ、インフレ圧力を高める可能性がある。
日経平均株価の確認
日経平均株価のトレンドを確認する。
日経平均先物は、現物市場の先行指標として機能することが多いため、日経平均先物も確認しておく。
その他、様々な指標はありますが、私はまだ見ていられません。余裕のある方は、こちらもどうぞ。
個別の銘柄のトレンドを確認する基本の指標
チャートの設定
- チャート 日足+5分足(デイトレードの場合)
- 常に表示しておく指標
- 移動平均線 5日・25日・75日
- MACD(12,26,9)
- RCI(9,13,26)
- パラボリックSAR
- 状況に応じて確認する指標
- ボリンジャーバンド(±2α)
- 一目均衡表
確認内容
- 移動平均線の並び
- 上から「短期>中期>長期」なら上昇トレンド、下から並んでいれば下降トレンド
- デッドクロスやゴールデンクロスも見る
- SMA5とローソク足の関係
- ローソク足がSMA5より上 → 強気
- ローソク足がSMA5より下 → 弱気
- ローソク足の連続性
- 陰線続き → 弱気継続
- 下ヒゲ陽線 → 反発兆し
- パラボリックSAR
- 点が下に点灯 → 買いシグナル
- 点が上に点灯 → 売りシグナル
- MACD
- デッドクロスやゴールデンクロス
- ヒストグラムは売買サインの先読みに利用(ゼロラインでクロスが発生)
- 出来高の変化
- 上昇局面で出来高増 → 強気
- 下落局面で出来高増 → 売り圧力強
- RCI
- +100付近:買われすぎ(上昇が続きすぎ)→ 売りサインの可能性
- 0付近:トレンドがない・もみ合い状態
- −100付近:売られすぎ(下落が続きすぎ)→ 買いサインの可能性
基本指標を併用する
- RCI × 移動平均線
- 移動平均線が上向き×トレンドは上→RCIで押し目買い
- 移動平均線が下向き×トレンドは下→RCIで戻り売り
- RCI × MACD
- MACDがゴールデンクロス+RCIが上向き → 買いサイン強め
- MACDがデッドクロス+RCIが下向き → 売りサイン強め
※短期RCIだけの反転は、ダマシ注意!
銘柄選定
初心者向けデイトレ銘柄の条件
- 株価:3,500円以下
- ボラティリティ:日中の値幅が大きい
- デイトレ向き:出来高もあって板が薄すぎない
参考サイト
デイトレ銘柄を特定する
例えば、こんな感じ。
評価軸 | 内容例 |
---|---|
値動き | ボラティリティ◎(1日で▲7%) |
板の厚さ | 買い板厚め、売り板とのバランスも良い |
出来高 | 急増中、注目されている銘柄 |
チャート(基本の指標と合わせてみる) | 下ヒゲ+反発狙いにちょうど良い形 |
デイトレ適性 | 非常に高い、戦える地合い |
デイトレ準備
これを踏まえて、板を見て、買いと売りと損切の価格を決定。
- 厚い買い板が、買い支えで、損切ライン
- 厚い売り板が、利確ライン
百聞は一見にしかず
デイトレは、心理戦の要素もあるので、実際にやってみるのがいいと思っています。
想像しているのと違ったり、少しずつではあるのですが、コツをつかんだり、自分に向いている手法が見つかったりしてきます。
デイトレードをするにあたり、タイムラインに沿ったTODOをまとめてあります。こちらも参考にどうぞ。